恐るべしオーストリア

 ワールドカップ・ボルダリングコンペが、アメリカのベイルで行われた。アメリカでの開催は、どうやら初めてらしい。

 ワールドカップと言えば、ヨーロッパの選手たちが表彰台を占めるのがほとんどだけど、”なにをさせても俺たちが世界NO1さ!”と考える傲岸不遜なアメリカ人は、これが気に入らないようですね。でまあ、今回はアメリカ国内での開催って事で、誰が真のワールド・チャンピオンか決着がつくってんで、クライミングファンとしてはなかなか楽しみ。

 まあ、結果はリザルトを見れば分かるんですが、1位は、キリアン(オーストリア)、いつもながら安定していますねえ。ポール・ロビンソン(アメリカ)も健闘して3位。 ダニエル・ウッズとタイ・ランドマンが、5位、6位と岩場での成果通りの順位になっているのが面白いですよね。 で、肝心のシャーマ神は、と言うと決勝には進めずに8位と言う結果。 ここのところボルダリングコンペでは、若いクライマーにおされ気味ですね。 

 で、女子の方はと言うと、アレックス・ジョンソン(アメリカ)が1位。期待していたプッチオは、6位だったなあ、彼女、もう少し体を絞った方が良いように思うのはワタシだけだろうか。 で、2位、3位は、こちらもオーストリアの選手。やっぱりここ何年かオーストリアは、強いね。これも噂のオーストリア・トレーニングの効果なんでしょうかね?

 オーストリアのインスブルックでトレーニングしている選手たちは学業不振の場合、協会と連絡を取って競技会への参加を認めさせないようですね。目覚しい活躍をしている選手でも学業への甘えを学校は許さないんだって。

 彼ら彼女らは、一年間の出場コンペにあわせて年間のトレーニング計画を個別に立て、その年間計画に沿って日々のトレーニングメニューまでを緻密にスケジューリングしているようですね。それも一様ではなく、あくまで個別な対応がされているようで、個々の選手のモチベーションや私生活での精神状態、発育の状態など、実に注意深く観察・把握して、トレーニングを実施していると言うことなんだけど、なんだかスゴイよね。いかにもアスリートって感じです。

 オーストリアチームのこの国をあげての緻密な調整方法を読んでいるとこれから世界で戦っていく日本人クライマーたちは大変だよなあ、と人ごとながら嘆息をつく、おじいちゃんなのでありました。
 
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by JIJI_MOUNTAIN | 2008-06-09 01:39 | Soliloquy | Trackback | Comments(3)

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Commented by ヘタレ羊 at 2008-06-09 02:21 x
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アメ好きの自分には結果は多少残念です。が、とりあえずコンペのムービーが見たい!!どっかにアップされないかなぁ・・・。
Commented by JIJI_MOUNTAIN at 2008-06-10 20:58
むうう・・、見たいよね。でもろくに完登者が出なかったらしいよ。確か日本人クライマーは、完登ゼロだったんじゃないかな。
Commented by JIJI_MOUNTAIN at 2008-06-11 12:59
キリアン、オールフラッシュ!ワールドクラスのフラッシュマンは、凄すぎだあ!!(>_<)