オーバートレーニング考
昨日は、リハビリと気分転換に、おったしゃメンバーと久しぶりに外岩へ行って来た。
相変わらず筋肉痛と疲労感は改善しないので、テンションを掛けながら一回だけ登り、あとはみんなのビレイに徹した。それでも帰りの車中では、かなり疲労感を感じ、情けなくなった。 さすがに今朝は、10時間ほど熟睡したおかげで体調は大分よくなったが、ジムに行くべきかどうか非常に悩む・・・。と言うのもオーバートレーニングについて書かれたものを読むと、回復度合いの見極めがかなり難しいと書かれているから。以下に抜粋。 ワタシの場合、年齢を考えると負荷が強すぎたのかも知れないですね。今の症状から察すると第二段階って感じでしょうかね。 <オーバートレーニングの進行> 第一段階≫ 『負荷の掛けすぎ』 通常、トレーニングの負荷は段階を追って上げていきます。ここで大事なのは、トレーニング負荷を増やしていくことに慣れていくことです。当然慣れていくので、そのつど状況(目標)に応じて負荷・メニューを変えていきます。そして、もう1つ大事ものがあります。それは"休息"です。 ここで注意が必要になります。この段階のカラダの感触(やっている本人)は、短期間で疲労が回復してくるのが普通です。そして時としてカラダが"良い感覚"を感じる。言葉を変えるとトレーニング効果を感じてきてカラダが不思議なぐらい動く、力をだせるようになることがあります。この感覚をどう判断するのかが難しいのです。・・・目安は、回復具合です。やろうと思えば出来てしまうのもこの段階での特徴です。 第二段階≫ 『能力以上にやりすぎ・・・』 今までよりも強いトレーニング負荷で2週間ほどトレーニングをします。そしてさらに強度を高めてトレーニング期間を延長するとなぜか?自分のパフォーマンスが下がってくる(落ちてくるという)現象が起きます。この時点で休養をとれば良いのですが、そのまま続けてしまうと第3段階へ進んでいきます。ちなみに、この段階のような状態になりやすいのは、試合前などで気持ちが高ぶっている時が多いようです。なんとなくやれてしまうんです。第一段階に比べて疲労が抜け難くなっていますが、2~3日も休めば回復してきます。 ここからは、本当のオーバートレーニング症候群の状態です。ここでは、疲労は慢性化しているので自分では良くわからないことがほとんどです。症状としては、常に疲労感が抜けず、朝起きても疲れているのを感じている状態が続き、一日中疲労感と戦うこともあります。さらに、人によっては睡眠障害が起きることもあります。 <オーバートレーニングに陥らないようにするには・・・> ここで重要なのは、頑張ってはいけないのではなく、頑張った分、休養(休息・回復)をする時間をカラダに与えてあげることです。わかりやすい過労の徴候としては、質の良い睡眠(ぐっすり眠れる)が取れなかったり、筋肉痛が全然抜けない状態が長期間に渡って続いたりする。こうなってくると危険信号です。 まずは、2~3日の完全休養をとりましょう。そして、徐々に軽い負荷のトレーニングから始めていきましょう。それでも上手くいかない場合には、もう少し休養(完全休養)を取ることをオススメします。ひどい場合には1ヶ月以上(5~8週間)も休んでようやく回復してくるなんてこともありますからね。こうなってしまうと今までやってきたトレーニング効果はすっかり消えてしまっていて、始めるにはまた一からやらなくてはいけなくなります。それでは、あまりにも悲しいですよね。 休息(回復するための時間も)も立派なトレーニングの1つです。無理しすぎないで、自分のカラダとよく対話してトレーニングを進めていきましょう! 【抜粋】(ミズノトラッククラブ専属トレーナー)曽我武史氏・著
by JIJI_MOUNTAIN
| 2008-04-27 13:03
| Soliloquy
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