この歳になると流行りものにはそれほど関心はなくなるようで、何事にも周囲の人から”今さら?”とか”今ころ?”と言われることが多くなった気がする。
で、昨晩は今さらながら『ベンジャミン・バトン』ってのを鑑賞してみた。まあ、今さらなのでストーリーについては省きますけど、モナド論やアカシック・レコードなどの考えが台詞にちりばめられていたりして、冗長な作品ながらも面白かったです。
ただ、いまの時点で若い人たちがこの映画を観てもつまらないんじゃないのかなあ?とも感じました。
まあ監督自身のノスタルジアな部分が多いんでしょうね。
映画を見終わって、ふとあの言葉を思い出した。「青春?若いヤツらにはもったいないね」。イギリスの劇作家バーナード・ショーの言葉。 若かった頃の自分を思いかえすと確かに、今ならいろいろな物事をもっと上手くやれるのに・・・、いろいろな意味で。まあ今となっては仕方のないことですがね。
ところで、「あなたが一番影響を受けた本は何ですか?」との問いに、ショーは、「銀行の預金通帳だよ」と皮肉混じりに答えている。深いですね。